【Mac】VMware Fusion 7にSnow Leopard Serverをインストールしてみた

僕はいまだに請求書管理を昔作ったAppleWorksのファイルでやってまして、それを動かすにはRosetta環境が必要なんですがそのためだけに別マシンを起動するのも面倒になってきたのでメインマシンのVMware Fusion上にSnow Leopard Serverをインストールしておこうかと思った次第です。

いや、そんな面倒な事せずに早くFileMakerに移行しろよというツッコミはごもっともです。
そのうちやります、そのうちに(……と思い続けて3年くらい経ってるけど)。

まずは準備

当然ですけどSnow Leopard Serverを手に入れてください。一般のMac OSとは違いシリアルナンバーがなければインストール出来ません。
前よりも高くなっちゃったけど、それでも定価53,800円に比べたらずいぶん安い輸入盤がお勧め。

ちなみに輸入盤でも中身は日本語対応しています。

screen-capture-snow-leopard-server

ただこのままDVDメディアからインストールはできないという情報があるのでこれをディスクイメージに変換します。
act2さんのブログを参考に、

「ディスクユーティリティ」を起動した後、イメージを作成する対象として、マウントした Disk を選択するのではなく、ドライブを選択すること。

「イメージフォーマット」のデフォルトが「圧縮」になっているのですが、これを「読み出し専用」に変更すること。

という二つの点に注意してdmgファイルを作ります。
これで準備完了。

Snow Leopard ServerをVMware Fusion 7にインストール

VMware Fusionを起動してファイルメニューから「新規…」を選ぶとインストール方法の選択画面が出ます。
screen-capture-VMWareFusion-01
準備しておいたdmgファイルを選択し、画面の指示に従って進んでいきます。
ここで僕のようにRosetta環境が必要な人はカスタムインストール画面でRosettaが選択されいるか忘れずにチェックしておくこと。
screen-capture-VMWareFusion-02
これでインストール開始。
screen-capture-VMWareFusion-03
この後設定画面でシリアルナンバーの入力やサーバー機能の設定などありますが、白紙のまま進むか、どうしても入力しなきゃならない項目は例に従って入力すれば問題ないかと思います。
これで無事に仮想マシンが作成されました。

Snow Leopard Serverのディスプレイサイズの変更が出来ない

いざ使ってみたらシステム環境設定からディスプレイサイズの変更が出来ず1024×768に固定されていました。
「もしかしたら」とVMware Fusionのウィンドウの大きさを変えてみたけどやっぱり解像度は1024×768のまま(そりゃそうだ)。
これを解消するためにVMware Toolsをインストールします。
VMware Fusionのメニューから「仮想マシン > VMware Tools のインストール」を選択。
すると仮想マシンにVMware Toolsのインストーラがマウントされるのでインストール。
screen-capture-VMWareFusion-04
インストール後再起動すると任意のディスプレイサイズを選べるようになっているはずです。

Snow Leopard Serverの音が出ない

システム環境設定のサウンドから出力を見ても「出力装置が見つかりませんでした」となっていて音が出ません。
いろいろググってみてVMware FusionのSnow Leopard Serverから音が出ない! : トイレのうず/ぼやきという記事を見つけたので書いてあるとおりにやったんだけど、それでも音が出ないまま。

さらにググってみるとSound for Snow Leopard Server guest in Fusion 7… | VMware Communitiesという記事を見つけたので「Mac OS X Server 10.6.vmx」から問題のありそうな行を削除してみたけどそれでも音が出ない。

うーん、音が出なくて困ることは差し当たってなさそうなので保留ですが、どうも気持ち悪いですね。

2016年1月10日追記

音が出るようになりました。
ただしVMware Fusion 8にアップグレードしたからなのか、元々のやり方がまずかったからなのかそこが不明なんですが……。

とりあえずやり方を書いておきます。

まずは以下のリンクからサードパーティー製のドライバをダウンロードします。

EnsoniqAudioPCI_v1.0.3_Common_Installer.pkg

これを仮想マシンの「Snow Leopard Server」にコピーしてインストール、その後仮想マシンを終了。
ウィンドウ上部の「設定」のアイコンをクリックして設定画面を表示、「デバイスの追加」をクリック、「サウンドカードを追加」をクリックして追加します。

その後Finderから仮想マシンが入っているファイル(僕の場合は「Mac OS X Server 10.6.vmwarevm」)を探しだし、右クリックから「パッケージの内容を表示」を選択し、開いたウィンドウから「Mac OS X Server 10.6.vmx」ファイルをテキストエディタで開きます。

その中から以下の部分を探し出し、

sound.virtualDev = “hdaudio”

それをこの様に書き替えます。

sound.virtualDev = “es1371”

この後仮想マシンの「Snow Leopard Server」を起動し、「システム環境設定」の「サウンド」から「出力」で「Line Out」を選べば音が出るようになります。

AppleWorksは動いたので良しとする

若干の問題はあるけれど、当初の目論見であるAppleWorksを動かすことには成功したのでひとまず作業は終了。
screen-capture-VMWareFusion-05

もしこの記事をご覧になった方で「音が出ない問題」の解決方法をご存じな方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
よろしくお願いします。

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