未DVD化の公演を放送!パリ・オペラ座バレエ団特集

僕はこういうことをしている関係でここ数年バレエを観る機会が増えています。
アマチュアからプロまでいろいろ生で観たりDVDで観たりしたんですが、その中で「すごい!」と感動したのがパリ・オペラ座バレエ団と英国ロイヤル・バレエ団の2団体のバレエ公演です。この2団体の公演は、当然と言えば当然なんですけど、全ての要素で世界一だなと思います。

そのパリ・オペラ座バレエ団の特集が放送されるそうなので、これはもう観るしかないな、と。
なにせ世界最古、世界最高峰のバレエ団の公演ですからね。

パリ・オペラ座バレエ団特集 2012-2014|ステージ|WOWOWオンライン

個人的に楽しみにしているのが今年退団してしまったオーレリー・デュポン出演の舞台とドロテ・ジルベールが出演する『ドン・キホーテ』。
特に『ドン・キホーテ』は手元にデュポンのバージョンのDVDがあるので、じっくり見比べると面白いだろうなと思っています。

WOWOWで2015年7月放送

WOWOWで2015年7月18日・25日の2日間の放送です。ということでWOWOW加入者の人は必見ですね。
加入してない人にとってはWOWOWは普段からバレエの放送が多いわけではないのがちょっと残念ではありますが、その他のストレートプレイ・ミュージカル・オペラなど舞台関係は数あるBS・CS放送局の中では多い方ではあるので、舞台好きな人は加入するメリットは多いかな、と。

WOWOWの料金は?

WOWOWの通常料金は月額2,300円(税込2,484円)です。
これで、WOWOWライブ、WOWOWプライム、WOWOWシネマのWOWOW全チャンネルが見放題となります。

ちなみにインターネットから加入申し込みすると「e割」が適用され、最大2ヶ月間1,800円(税込1,944円)となります。
加入月は無料で観られるため、月初めに加入するとその月は無料、その翌月は1,800円(税込1,944円)、翌々月から通常の月額2,300円(税込2,484円)となります。

ひと月だけ加入すれば無料で観られるのか?

残念ながら解約は加入月の翌月から可能になるので、最低でも1,800円(税込1,944円)はかかります。
こればかりは仕方ないので諦めて2か月間たっぷり放送を楽しむのが良いかと。
錦織圭選手のテニスの試合も放送されるし、舞台もいろいろ放送されるし、映画や音楽もたくさんあるので損とは思わないんじゃないかな。

WOWOWの視聴に必要なもの

せっかく加入しても対応機器がないと試聴出来ないのが難しいところ。
とはいえアナログ時代のように専用チューナーが届くまで試聴出来ないなんてことはないので、以下の機器が手元にあるか確認してみましょう。

  1. 「BSデジタルチューナー内蔵テレビ」または「BSデジタルチューナー内蔵レコーダーなど」(要B-CASカード)
  2. 「BSアンテナ」またはWOWOW視聴可能な「ケーブルテレビ」

加入申込の時に【B-CASカード番号】が必要になるため、あらかじめ確認しておくと素早く加入申込できます。
通常だと申込後15分程度で視聴可能になるはず。

ということで準備万端な人は放送予定などを考えながらネットから「e割」目当てで加入すべし。

WOWOW

放送ラインナップ

ヌレエフ『眠れる森の美女』
2015/7/18(土)午後2:00

エトワール:エレオノラ・アバニャート、マチュー・ガニオ、ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマ

振り付けを担当したルドルフ・ヌレエフが「バレエの中のバレエ」と呼んだ古典バレエの傑作。1890年にロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で、振付家マリウス・プティパ、作曲家チャイコフスキーの才能が結集し初演された。
1989年に、ヌレエフがプティパの振り付けをベースにしつつも、より華やかな作品に再構築し、オペラ座バレエ団で再演した。第1幕の、オーロラ姫が4人の王子から求婚のバラをささげられながら踊るシーンは“ローズアダージョ”と呼ばれ、オーロラ姫を演じるダンサーの力量が最も試されるシーン。また、オーロラ姫がデジレ王子のキスを受けて100年の眠りから覚めた後の結婚式で見せる2人のパ・ド・ドゥなど、見どころが満載。

ヌレエフ『ドン・キホーテ』
2015/7/18(土)午後4:45

エトワール:ドロテ・ジルベール、カール・パケット

セルバンテスの世界的文学作品をバレエ化。レオン・ミンクスの華やかな音楽が印象的だ。マリウス・プティパの振り付けによる初演は1869年のモスクワでのこと。今回は、1981年に振付家のルドルフ・ヌレエフが、パリ・オペラ座バレエ団のためにプティパ版をもとに再構築したバージョン。
宿屋の娘・キトリを演じるドロテ・ジルベール、その恋人で理髪師のバジルを演じるカール・パケットの2人のエトワールが共演。
町娘らしいおきゃんな演技を魅せるジルベールを、丁寧にフォローするパケット。2人による踊り、パ・ド・ドゥは必見だ。
2002年にセットと衣装が新装されたが、今回もそのエレナ・リフキナの手によるカラフルな衣装と、アレクサンドル・ベリエフ制作による、スペインらしい明るい雰囲気のセットがダンスに彩りを添える。

ミルピエ『ダフニスとクロエ』/バランシン『水晶宮』
2015/7/25(土)午後2:00

エトワール:オーレリー・デュポン、エルベ・モロー、エレオノラ・アバニャート

フランス音楽から誕生した2作品。2014-15シーズンからオペラ座バレエ団芸術監督に就任したバンジャマン・ミルピエの振り付けによる新作「ダフニスとクロエ」と、20世紀のバレエの偉人ジョージ・バランシンによる「水晶宮」を放送する。
ミルピエは「ダフニスとクロエ」で音楽監督フィリップ・ジョルダンと仕事を進める中、ラヴェルの楽曲を奏でるコーラスやオーケストラのリズム、そして音色から着想を得た。ダフニスを演じるエトワール、エルベ・モローが、恋に落ちた若者のもどかしさを好演。美術監督ダニエル・ビュランとのコラボレーションでも注目を集めた。
「水晶宮」は、バランシンがオペラ座バレエ団のために初めて手掛けた作品。ビゼーの「交響曲第一番」に忠実に振り付けした。ファッションデザイナーのクリスチャン・ラクロワが、宝石をイメージする衣装を制作。

ノイマイヤー『マーラー交響曲第三番』
2015/7/25(土)午後4:00

エトワール:カール・パケット、イザベル・シアラヴォラ、エレオノラ・アッバニャート、マチアス・エイマン、ステファン・ビュリヨン

振付家のジョン・ノイマイヤーが、ライフワークともいえる、作曲家マーラーの音楽をバレエ化するシリーズ。本作は「交響曲第三番」の全6楽章に振り付けを施したシンフォニック・バレエの大作だ。ノイマイヤーが芸術監督を務めるハンブルク・バレエ団によって1975年に初演され、オペラ座バレエ団では2009年より上演作品に加わった。オペラ座バレエ団の新しい側面がうかがえる貴重なレパートリー。
ステージ上にはセットを置かず、照明で場の雰囲気を表現。衣装も単色のシンプルなもの。マーラーの音楽とダンサーたちの視線、身のこなしといった身体表現が、飾り気の無い舞台上で対峙するさまは壮観ですらある。多くのエトワールが共演するが、中でも、療養から復帰してからまだ日が浅いマチアス・エイマンのエネルギッシュな演技は必見。

ロビンス『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』/
ラトマンスキー『プシュケ(プシシェ)』
2015/7/25(土)午後6:10

エトワール:アマンディーヌ・アルビッソン、オーレリー・デュポン、リュドミラ・パリエロ、マチュー・ガニオ、ジョスア・オッファルト、カール・パケット

「ウエスト・サイド・ストーリー」で有名なアメリカの振付家ジェローム・ロビンスと、現代を代表するロシアの振付家アレクセイ・ラトマンスキーという米露の新旧巨匠が手掛けた作品を放送。
「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」はロビンスによって1969年に制作された作品。ピアノが奏でるショパンのワルツとマズルカの調べに乗って、5組のダンサーが息の合った舞を見せる。オーレリー・デュポンやリュドミラ・パリエロ、カール・パケットら多くのエトワールが出演。
「プシュケ(プシシェ)」はラトマンスキーにとって、オペラ座バレエ団での最初の作品。セザール・フランク作曲の交響詩にインスピレーションを受けて振り付けを行なった。ギリシャの神々の話で、画家でイラストレーターであるカレン・キリムニック制作のセットを前に、プシュケ(プシシェ)役のエトワール、レティティア・プジョルらのダンスがステージ上に叙情的な世界を現出させる。

他にもこんな放送が!

そんなわけでいまから結構楽しみにしてるし、バレエの先生やってる友達も相当楽しみにしてます。
やっぱり未DVD化の公演が観られるのは大きいですね。

他にも7月のWOWOWではこんな放送もあるので、バレエ好きは必見なんじゃないでしょうか。

ノンフィクションW 祖国へ捧げるバレエ
“世界のプリマ”ニーナ・アナニアシヴィリの道
2015/7/18(土)午後7:00

“世界のプリマ”として、世界中の観客を魅了し続けてきたバレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリ。2009年に長年在籍したボリショイ・バレエとアメリカン・バレエ・シアターを引退した彼女は今、祖国グルジアの国立バレエ団において芸術監督を務めている。
グルジアは1991年に旧ソ連から独立して以来、今も南オセチア紛争など激動の時代が続いている。そんな中、ニーナは当時の大統領に請われて国立バレエ団の芸術監督に就任。少女時代に離れた祖国の芸術を守るため、恵まれない環境下においても懸命に後進の指導に当たっている。番組では、今なお現役のバレリーナとして世界中を飛び回る一方、グルジア国立バレエの再建に尽力する彼女の姿に密着。50歳を迎えても完成度を高める美しい舞い。そして愛する祖国にバレエを捧げる、“世界のプリマ”の道を描く。

ノンフィクションW 祖国へ捧げるバレエ “世界のプリマ”ニーナ・アナニアシヴィリの道|ドキュメンタリー/教養|WOWOWオンライン

ノンフィクションW ラストダンスinボリショイ
~岩田守弘 終わらぬ夢~
2015/7/18(土)午後7:50

バレエの世界最高峰、ボリショイ劇場バレエ団。外国人には固く閉ざされてきたその門をこじ開けたのが、日本人ダンサーの岩田守弘であった。東洋人の顔立ち、小柄な体格でありながら、その演技を本場ロシアの観客に高く評価されてきた岩田は41歳、今シーズンで引退をする。岩田を魅了したロシアバレエの奥深さ、そして、その中で不屈の努力を続けた岩田の足跡と、彼が抱いているこれからの夢を明らかにする。

ノンフィクションW ラストダンスinボリショイ ~岩田守弘 終わらぬ夢~|ドキュメンタリー/教養|WOWOWオンライン

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